コラム

亜鉛メッキ線材が変色する原因とは?

素材が水や空気に触れて錆びるのを防ぐために行われる処理が、亜鉛メッキです。
しかし、処理が行われた亜鉛メッキ線材が変色することもあります。
今回は、亜鉛メッキ線材が変色する原因をまとめましたので、参考にしてみてください。
▼亜鉛メッキ線材が変色する原因
■水
空気中には水分が含まれており、これに炭酸ガスが加わると亜鉛メッキが変色してしまう場合があります。
亜鉛メッキに炭酸ガスが加わると、皮膜は青みを帯びた色に変わるのが特徴です。
温度差で結露が発生し、湿気の多い場所で起こりやすいでしょう。
■化学物質
亜鉛メッキ線材を変色させる化学物質に、酸性ガスや塩素ガスがあります。
これらの化学物質にさらされた亜鉛メッキ線材は徐々に腐食が進み、白い錆びが発生するのが特徴です。
白い錆びは亜鉛メッキ線材の表面を腐食させ、やがて灰黒色へと変化します。
■高温・多湿
高温で溶かした亜鉛に鉄線を浸し、表面に亜鉛皮膜を形成することを「溶融亜鉛メッキ」と呼びます。
極めて薄い酸化皮膜が作られますので、高温・多湿の状況下では変色する可能性があります。
高温・多湿での変色は、亜鉛メッキの表層部分の酸化現象が原因のため、部分的に変色するのが特徴です。
時間の経過とともに色が変化し、黒く変わる「黒変現象」が起こります。
▼まとめ
亜鉛メッキ線材が変色する原因として、水・化学物質・高温・多湿があります。
これらの状況下では、亜鉛メッキ線材が持つ特有の美しさが損なわれますので、十分な注意が必要です。
『株式会社信和線材』が手掛ける亜鉛メッキ線材は艶やかな光沢があり、美しい外観です。
亜鉛メッキ線材やそのほか鉄線に関することは、ぜひ当社にお問い合わせください。

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