大量生産を行ううえで、金型の利用は欠かせません。
しかし、金型も継続して使用していくと摩耗する場合があります。
そこで今回は、金型が摩耗する理由についてご紹介します。
▼金型が摩耗する理由
金属の摩耗には、異常摩耗と正常摩耗の2つがあります。
■異常摩耗
代表的な異常摩耗は、下記の6つです。
・アブレシブ摩耗(二元摩耗)…軟らかい部材に硬い部材が食い込んで生じる摩耗
・アブレシブ摩耗(三元摩耗)…硬質の摩耗粉によって金型表面が機械的に削り取られる摩耗
・凝着摩耗…部材にある突起同士の接触部が凝着を起こして、凝着部が剥離する摩耗
・疲労摩耗…作動と停止の繰り返しによって金属が疲労した場合に発生する摩耗
・微動摩耗…接触する固体表面に、互いに極めて小さい振幅で擦り合うときに生じる摩耗
・腐食摩耗…潤滑する部材を潤滑剤が腐食することによって発生する摩耗
異常摩耗が発生すると、動作不良・破損といった致命的なダメージを負います。
■正常摩耗
接触や摺動(しゅうどう)する部品同士が、徐々に磨り減ってゆく際に発生する摩耗のことを正常摩耗と言います。
正常摩耗の分類は、初期摩耗と定常摩耗の2つです。
初期摩耗は運転開始後に部材の微細な凸凹が取れた状態の摩耗のことを指し、なじみ摩耗とも言われます。
一方で定常摩耗は、使用を続けることで発生する摩耗です。
定常摩耗は管理された予定寸法に到達した際に、新しい部品へ交換すると、金型の故障や不具合を未然に防止できます。
▼まとめ
金属が摩耗する理由には異常摩耗と正常摩耗の2種類があり、生じる原因や対策も異なります。
とくに異常摩耗は動作不良・破損などを起こすため、早期の点検や対処が必要です。
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金型が摩耗するのはなぜ?